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ディープ、国内史上最高額でシンジケート
2005年の無敗の三冠馬ディープインパクト(牡4歳、栗東・池江泰郎厩舎、父サンデーサイレンス)は今年限りで現役を引退するが、引退後は国内最高額となる総額51億円(一株8500万円×60口)のシンジケートが組まれ、安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬生活に入る。
種牡馬シンジケートのこれまでの最高額は、1996年に英国から導入されたラムタラで総額44億2800万円(一株1億800万円×41口)で、国内調教馬ではキングカメハメハの21億円(一株3500万円×60口)(=編集部調べ)。総額51億円はこれらを大きく上回る額だが、60口はすぐに満口となったという。02年に死亡した不出世の大種牡馬サンデーサイレンスが残した最高傑作との呼び声が高いだけに、後継種牡馬として同馬に懸かる期待は大きい。
来春の種付料は未定。同SSでは「父のもとに帰ってくるのは嬉しい限り。成し得られなかった凱旋門賞制覇を産駒に託したいですね」と話している。