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ドバイワールドカップ・デイ展望 ~その3

○G2UAEダービー(ダ1600m・総賞金200万ドル)
UAE2000ギニーとアルバスタキヤを連勝してここに臨むアジアティックボーイ Asiatic Boy (牡3・父ノットフォーセール)1強ムード。アルバスタキヤで2着に食い込んだ栗東・森秀行厩舎のビクトリーテツニー(牡3、父ゴーンウエスト)だが、勝ったアジアティックボーイとの着差は7馬身。さすがに逆転までは苦しいか。アジアティックボーイを逆転するとしたら、UAE1000ギニー、UAEオークスを逃げ切りで連勝中の牝馬フォーク Folk (牝3・父クワイエットアメリカン)だろう。アジアティックボーイは南半球アルゼンチン産の牡馬で今回59キロを背負うのに対し、フォークは北半球アメリカ産の牝馬で53キロ。6キロ差を利して粘り込みを狙っている。
○G2ゴドルフィンマイル(ダ1600m・総賞金100万ドル)
栗東・松田国英厩舎が送り込むフサイチリシャール(牡4・父クロフネ)は、まだダートでの勝ち鞍がないのが気がかりだが、日本より砂質が軽いドバイのダートなら、持ち前のスピードが活きるだろう。G2を2勝している米国調教馬ディクシーマイスター Dixie Meister (セン4・父ホルツマイスター)がレースの中心的存在となりそう。他では昨年の仏G2ヴィルデンシュタイン賞でピカレスクコートを下したエコーオブライト Echo Of Light(牡5・父ドバイミレニアム)、昨年このレースを3着したジャックサリヴァン Jack Sullivan (セン6・父ビロングトゥミー)といったあたりが有力どころだが、全体的に小粒感は否めない。フサイチリシャールには十分すぎるほどチャンスがある。


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