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ラヴァマン健在、ハリウッドゴールドC3連覇

現地時間6月30日、米カリフォルニア州ハリウッドパーク競馬場でG1ハリウッドゴールドカップS(オールウェザー10ハロン、3歳上、9頭)が行われ、単勝2.4倍の1番人気に推されたラヴァマン Lava Man(セン6、米D.オニール厩舎、C.ナカタニ騎手)が優勝した。勝ち時計は2分3秒21のレコードタイム、馬場状態は Fast(速)だった。
また、この勝利でラヴァマンはG1ハリウッドゴールドカップSの3連覇を達成。これは1965~67年のネイティヴダイヴァー Native Diver 以来史上2頭目の記録となる。
好スタートを切ったラヴァマンは2番手を追走。逃げたエーピーエクセレント A. P. Xcellent に3コーナーから並びかけていったが、エーピーエクセレントが粘り腰を発揮し、直線に入っても先頭を譲らない。さらに2頭が叩き合う外から伏兵のビッグブースター Big Booster が突っ込んで、ゴール前は白熱の争いとなった。
しかし、ここでさすがの強さを見せたのがラヴァマン。エーピーエクセレントとは8ポンド(約3.5キロ)、ビッグブースターとは11ポンド(約5キロ)もの斤量差がありながら、エーピーエクセレントを最後に交わし、ビッグブースターの追込も封じ込めた。ハナ差の2着にエーピーエクセレント、3/4馬身差の3着にビッグブースターが続いた。
ラヴァマンは父スルーシティスルー Slew City Slew、母リルミズレナード Li'l Ms. Leonard(母の父ノスタルジアズスター Nostalgia's Star)という血統の米国産馬で、通算40戦17勝。G1タイトルはこれで7つ目となった。
今年3月にG1サンタアニタH連覇を達成したラヴァマンだが、G1ドバイデューティフリーではなんと殿り負け。さらに、地元に戻った6月のG1C.ウィッティングハム記念Hで2着に敗れ、西海岸での連勝も「9」でストップ。勢いに若干翳りが出てきた感もあったが、ここでキッチリと巻き返しに成功した。
次走は2連覇がかかるG1パシフィッククラシックS(8/19、デルマー、オールウェザー10ハロン)。過去、ティナーズウェイ Tinners Way(1994~95)と、スキミング Skimming(2000~01)が同レースを2年連続で優勝している。


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