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大外!ノットナウケートーV/エクリプスS

現地時間7月7日、英サンダウンパーク競馬場でG1エクリプスS(芝10ハロン7ヤード、3歳上、8頭)が行われ、3番人気のノットナウケートー Notnowcato(牡5、英M.スタウト厩舎、R.ムーア騎手)が優勝した。勝ち時計は2分5秒85、馬場状態は Good to Soft(稍重)だった。
G1英ダービーを圧勝したオーソライズド Authorized(1番人気)と昨年の欧最優秀3歳牡馬ジョージワシントン George Washington(2番人気)の対決に注目が集まった大一番。オーソライズドは最後方から、ジョージワシントンは後方2番手からそれぞれレースを進めた。
直線入口で馬群がひとかたまりになると、2番手につけていたノットナウケートーが外へ外へと進路変更。どこまで行くのかと見ているうちに、ついにはコースとスタンドを隔てる生垣一杯まで達した。
内ではオーソライズドが懸命に脚を伸ばし、ジョージワシントンが追いすがる。しかし、文字通り大外を伸びたノットナウケートーがこの2頭に1馬身半差先着。見事にこの一戦を制した。オーソライズドが2着、そこからアタマ差の3着がジョージワシントンだった。
ノットナウケートーは父インチナー Inchinor、母ランブリングローズ Rambling Rose(母の父カドージェネルー Cadeaux Genereux)の英国産馬で、通算成績は18戦7勝。昨年8月のG1英インターナショナルS、今年のG1タタソールズゴールドカップに続いてG1・3勝目となった。
ノットナウケートーに騎乗したのは、昨年弱冠23歳にして英リーディングジョッキーに輝いたライアン・ムーア騎手。「生垣沿いの馬場が良かったから。誰か一緒についてくるかと思ったけど、誰もこなかったね」と現地マスコミに語っている。
なお、勝ったノットナウケートーは英G1インターナショナルS(8/21、ヨーク、芝10ハロン88ヤード)、2着のオーソライズドは英G1キングジョージ六世&クイーンエリザベスS(7/28、アスコット、芝12ハロン)へそれぞれ向かう。
3着のジョージワシントンは、まだ具体的な目標を設定されていないが、同馬を管理するA.オブライエン師は「距離が問題ないことがわかったのは収穫。次走の選択肢も広がった」としている。


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