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スエヒロコマンダーが種牡馬を引退

新冠町の優駿スタリオンステーションに繋養されていたスエヒロコマンダー(牡13歳、父コマンダーインチーフ)が今シーズン限りで種牡馬を引退することが決まり、7月31日に同SSを退厩した。今後は同町の赤石牧場で余生を過ごす。
1992年のG1阪神3歳牝馬S優勝馬スエヒロジョウオーの初仔となる同馬は、97年7月にデビュー。2歳から8歳まで、芝重賞路線で息の長い活躍を見せ、G2鳴尾記念、G3小倉大賞典などを制した。通算成績は60戦7勝。4億4000万円以上の賞金を獲得した。
現役引退後の2003年に総額3000万円(1株100万円×30口)のシンジケートが組まれ、種牡馬入り。コマンダーインチーフの初の後継として話題を集めた。地元・新冠の生産者を中心に最盛期には20頭以上の種付けをこなしていたが、ここ数年は減少。今年の種付シーズンの終了を機にシンジケートの解散が決まった。これまでに3世代がデビュー。代表産駒にオープンへ出世したメトロシュタイン(4勝、御堂筋S)がいる。
シーズン2年目から同馬を管理していた同SSは「現役時代のオーナーが引き取って余生を送ることになりました。これからはゆっくり休んでほしいですね」と労をねぎらっていた。来年からはBTC軽種馬育成調教センターの助成を受け、功労馬として余生を送る予定という。


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