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中央 海外遠征
ウシュバテソーロがドバイWC制覇
2023年03月26日 11時25分
3月26日(日本時間27日)にUAE・ドバイのメイダン競馬場で行われたドバイワールドカップ(GⅠ、ダート2000m、15頭立て)に日本調教馬が8頭出走、ウシュバテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎、川田騎手)が優勝した。勝ち時計は2分03秒25(良)。テーオーケインズ(牡6歳、栗東・高柳大厩舎、O.マーフィー騎手)4着、クラウンプライド(牡4歳、栗東・新谷厩舎、D.レーン騎手)は5着、パンサラッサ(牡6歳、栗東・矢作厩舎、吉田豊騎手)は10着、ジオグリフ(牡4歳、美浦・木村厩舎、C.ルメール騎手)は11着、カフェファラオ(牡6歳、美浦・堀厩舎、J.モレイラ騎手)は12着、ヴェラアズール(牡6歳、栗東・渡辺厩舎、C.デムーロ騎手)は13着、ジュンライトボルト(牡6歳、栗東・友道厩舎、R.ムーア騎手)は15着。
1着ウシュバテソーロ
高木登師:スタートから速い流れになるだろうと思っていましたし、どれくらい置いていかれるかなと思っていたのが正直なところです。馬もしっかりハミをくわえながら走っており、これならいい感じで、いいリズムで走っていると思っていました。1着でゴールした瞬間は最高の気持ちでした。
川田騎手:「ゲートはスムーズに出てくれましたが、この馬自身のリズムを崩さないように組み立てていきました。初めて海外にチャレンジするということで、輸送も含め馬場もどれほどこなせるかというところではありましたが、調教に乗った感じも素晴らしかったですし、走ることに関しては問題ありませんでした。あとはレースの中でどれだけ頑張る気持ちを持ってくれるのかというところだったので、そこにフォーカスしながら乗っていました。日本馬がここに8頭チャレンジするなかで、日本人騎手として騎乗しているのが吉田豊さんと僕だけでしたし、この馬に関しては、今回初めて乗せていただくという依頼をいただけたというところも、日本のリーディングジョッキーとして、とても重たい仕事だと思いましたので、必ず結果を得たいという思いでチャレンジさせてもらいました。ウシュバテソーロが頑張ってくれたおかげで、こういう素晴らしい世界一のレースを勝つことができて、日本の騎手も世界レベルであるということも、改めて馬とともに示すことができたと誇りに思っています。