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ウシュバテソーロが惜しい2着――サウジカップ

2024年02月25日 08時25分

現地時間の2月24日(日本時間25日)にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われたサウジカップ(G1、ダート1800m、14頭立て)に日本調教馬が4頭が出走。勝ったのはアメリカ調教馬セニョールバスカドール(牡6歳、T.フィンチャー厩舎、J.アルバラード騎手)。勝ち時計は1分49秒50(良)。日本調教馬はウシュバテソーロ(牡7歳、美浦・髙木登厩舎、川田騎手)がアタマ差の2着、デルマソトガケ(牡4歳、栗東・音無厩舎、C.ルメール騎手)が5着、クラウンプライド(牡5歳、栗東・新谷厩舎、J.モレイラ騎手)が9着、レモンポップ(牡6歳、美浦・田中博厩舎、坂井瑠騎手)が12着となった。なお、メイショウハリオ(牡7歳、栗東・岡田厩舎、浜中騎手)は出走を取り消した。

2着ウシュバテソーロ
髙木登師:馬はしっかり走っています。完璧なタイミングで差したと思ったのですが。2000mの方が競馬はしやすいと思いますし、ドバイにつながると思います。

川田騎手:馬の具合も素晴らしい状態で今日まで連れてきてもらいましたし、レース自体もこの馬らしく走りながら気持ちを出してくれて、とてもいい走りをしてくれましたが、勝つという結果だけ得ることができなかったです。本当に素晴らしい走りをしてくれて、ウシュバテソーロらしく走り切ってくれたと思います。

5着デルマソトガケ
音無師:休み明けの分だけ気合が空回りしてしまいましたが、それでも5着ですから次のドバイでは良くなってくれると思います。昨年もドバイで勝っているので、巻き返しを期待したいと思います。

C.ルメール騎手:いいコンディションで競馬をしてくれました。スムーズに運べ、直線に入って勝てると思ったのですが、休み明けということもありラスト200m、300mで苦しくなってしまいました。次のドバイでトップコンディションであれば、いい競馬ができるのかなと思います。今年のサウジカップはすごくレベルが高かったのですが、またトライしたいです。

9着クラウンプライド
新谷師:状態としては満足のいくものだったのですが、この淀みのない流れで前も粘っており、クラウンプライドなりに頑張ってくれていたと思いますが、やはり凄いメンバーが揃っていたんだなと思いました。一度仕切り直してもう一度頑張りたいです。

J.モレイラ騎手:スタートから自分でレースを作って、レースの半分までは非常にいい状態で走ることができましたが、その後はずっと追う必要があり、最後には力が残っていなくて残念な結果となってしまいました。

12着レモンポップ
田中博師:スタートはそれなりに出ており、その後の先行争いには参加せずリズム重視で進めた形でした。前には厳しい流れだったとは思いますが、3コーナーくらいから騎手が動かしているので正直、距離云々の問題ではないような気がします。これまでは結果が出ていたのですが、競馬において自分が考えているこの馬の適性と、馬が頑張ってしまう適性が少しマッチしていない部分が、競馬に対する雰囲気の悪さにつながった気がします。体の状態は凄くいいなと思って臨んだのですが、結果が伴っていないので、体だけじゃなく気持ちの面からも使っている条件を見直す必要があるのかなと感じています。

坂井瑠騎手:残念な結果でしたが、もっともっと腕を磨いて、いつかサウジカップを勝つことができるように頑張ります。遅い時間まで応援ありがとうございました。


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