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皐月賞馬イシノサンデーが死ぬ

2024年08月22日 10時14分

 日本軽種馬協会静内種馬場で繋養されていたイシノサンデー(父サンデーサイレンス、母ジェフォリー)が8月18日に老衰のため死んだ。31歳だった。
 同馬は、95年9月の函館で新馬勝ち。その後、ラジオたんぱ杯3歳S2着、弥生賞3着を経て挑んだ皐月賞でGⅠ初制覇。サンデーサイレンス産駒の2世代目で、前年の初年度産駒ジェニュインに続いての制覇だった。その後は勝ち切れず、秋はダートに矛先へ向け、この年から盛岡競馬場に場所を移し中央・地方全国交流競走に指定されたダービーグランプリも制した。屈腱炎で引退した98年までに22戦6勝(うち地方3戦1勝)の成績を残した。重賞は他に97年京都金杯(GⅢ)。引退後は99年にJBBA下総種馬場で種牡馬入りし、七戸、九州、静内のJBBA各種馬場で16年まで種牡馬として供用された。主な産駒に04年報知グランプリカップのイシノファミリー、04年白菊賞のカントリーウーマンなどがいる。

【日本軽種馬協会 静内種馬場場長 遊佐繁基氏】
 無事之名馬を体現し、31歳という長寿を全うしました。静内種馬場ではJBBA生産育成技術者研修の種馬場実習での優れた指導馬としても活躍し、多くの人材を育て上げるとともに、多くのファンから愛され、穏やかな余生を過ごしていました。これまで長きにわたりご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。


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