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二冠馬メイショウサムソン死ぬ

2024年11月28日 13時12分

 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル引退名馬繋養展示事業の助成対象馬メイショウサムソン(セン)が、11月26日に死んだ。21歳だった。
 同馬は、スプリングSを制すると、その勢いのまま皐月賞、ダービーを勝ち、3連勝で二冠馬に。三冠のかかった菊花賞は4着に敗れたが、その後も重賞で活躍し、4歳時には史上4頭目となる同一年天皇賞春秋連覇を達成した。通算成績は27戦9勝(うち海外1戦0勝)。重賞は他に07年大阪杯(GⅡ)。
 引退後は種牡馬となり、ルミナスウォリアー(函館記念)やアスターサムソン(京都Hジャンプ)などを輩出した。種牡馬引退後に北海道沙流郡日高町のひだか・ホース・フレンズにて繋養され余生を送っていた。
 【引退馬協会のコメント】 10月末に癌の確定診断を受けてから治療療養に専念してきましたが、この度心不全にて永眠いたしました。サムソンは治療にも大変協力的で、無駄な行動はしない大変頭のいい馬でした。癌の進行によりつらかったと思いますが、クラシック二冠、春秋天皇賞制覇とGⅠを4勝、大舞台で活躍を続けた不屈の精神力で果敢に病と闘ってくれました。前日まで、大好きな青草やニンジンを口にしていました。最期は安らかな旅立ちで安堵しています。ご支援いただいた皆さま、牧場スタッフ、医療スタッフの皆さまに心より御礼申し上げます。


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